2010年10月31日日曜日

観音・聖観音

    私はワルシャワ大学の日本学科修士課程の二年生で、観音菩薩像について卒業論文をかこうと思います。なぜなら観音信仰はとても面白くて、像は私につよい印象を受けていたからです。仏教の象徴的な意味をよく現すと思います。
    観音(梵語Avalokiteśvara, Avalokitasvara)は、正しくは観世音菩薩・観自在という慈悲の仏です。諸菩薩の中でも、もっとも広く信仰されている姿です。観音とは人々の救いを求める声(音)を観じると、すぐに救済の手を差し伸べるという意味です。
延暦寺「聖観音菩薩立像」(平安時代 重要文化財)
     聖観音は多くの観音のなかの基本となるもので、普通に観音といえばこの聖観音をさします。やがて、6、7世紀になると、十一面観音や千手観音といった、いわゆる変化観音が現れ、その結果、変化観音と区別するために聖観音・正観音などとよばれるようになりました。
聖観音像の基本的な姿は頭に宝冠をいただき、体には天衣をまとい、耳飾りや胸飾り・腕輪などの美しい装具をつけて、左手に蕾の蓮華を持ち、右手の指先でその花びらを開かせようとする形が多いです。蕾の蓮華は容易に悟ることができない人々の心を、右手の先指はそれを開かせようとする仏心を意味しています。


単語表:
梵語  ぼんご Sanskrit
観世音・観自在 かんぜおん・かんじざい other Japanese names for Kannon
菩薩  ぼさつ Bodhisattva
慈悲  じひ mercy
救済  きゅうさい relief
十一面観音  じゅういちめんかんのん 11 Headed Kannon  
千手観音  せんじゅかんのん 1000 Armed Kannon
変化観音  へんげかんのん  literally “Kannon Transformations.”  A general term for the many manifestations and supernatural forms assumed by Kannon. 
宝冠  ほうかん  a crown
装具  そうぐ an outfit
蕾  つぼみ a bud
蓮華  れんげ a lotus flower
悟る  さとる attain enlightenment

10 件のコメント:

  1. アニャさんは私と一緒に同じゼミに出るから私は前に授業の時色々な観音についてインフォメーションを聞いた。実はアニャさんのテーマはとても難しく、宗教に興味がない人のために説明にくいテーマだと思う。説明するために複雑な言葉を使わなければならないから。そのため、アニャさんが作った単語表はとてもいい思いつきだと思う。

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  2. 日本の一番の有名な観音像はどこにありますか。法隆寺にある観音像が知っていますか。その観音像は百済の観音ですか。学者による日本に作っていた。一方ある学者による朝鮮半島から修道士が持ってきて観音像です。私にとって百済で作っていて仏教伝来のおかげで日本に奉呈になりました。アニャさんはどう思いますか。

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  4. 私は日本の宗教に興味がないのに、どんなつくりの建築にも興味を持つので、観音菩薩像は面白そうです。頭の中で観音のイメージについて考えるといつも心尽くし神様が出てきます。それは正しいイメージでしょうか。そのほかに観音の特徴はなんですか。

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  5. アニャさん!
    単語表でおかげさま!宗教に興味があるのにあなたのテーマは非常に難しいとおもう。特別に仏教の専門的な言葉がわかりにくい。しかし、菩薩はとても面白いとおもいます。京都の三十さん間堂に千手観音菩薩像がたくさんあると知っているか。

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  6. アニャさん、上の写真はとてもきれいだと思います。 仏教の像は私にいつも穏やかな気持ちをあげます。これから色々教えてね。すこし難しいテーマだそうですが面白くないと言えません。

    しかしねえ、悟りということが本当に人間に出来るかどうかいつも気になってたんです。XD

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  7. アンナさん!私は三十三間堂と言う仏堂友達と言ったときから観音に興味を持っています。あそこにある一万の観音の仏像を見ると本当に凄い感じです。まるでその仏像は生きていて私たちのことを見ると感じたんです。でもブログのテーマに戻りましょう。
    私はオラさんと同じ、仏像を見ると落ち着きます。だからこそ私も写真にが気に入りました。もちろん、写真だけではないです。全部はとても面白くて、きっと読むと飽き飽きしません。
    それでユスティナさんが聞いたことなら、一番有名な観音の仏像はたぶん京都にある三十三間堂にあるでしょう。確かなものではないから、わたしにも教えてください。

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  8. アンナさん、
    死者の書と言う川本喜八郎の映画には郎女「いらつめ」の姿があります。郎女は當麻寺「たいまでら」で大津皇子「おおつのみこ」の身のために被う衣を作ります。衣の面には菩薩の姿が浮き出てきます。郎女は光の方へ行きます。彼女は菩薩になりますか?どう思いますか?

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  9. アンナさん!
    観音についてぜんぜん知っていませんから、このブログは私の注意を集めた。このテーマは面白いが、専門語が非常に難しそうだ。
    桂離宮の恩林堂には観音像が納められていましたが、明治時代にほかに移されて、今は何もありません。:(

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