十一面の配置は多くの場合,正面の三面は穏やかな慈悲の菩薩相。左の三面が恐ろしい怒りを現わした瞋怒相。右の三面は一見菩薩相に似ていて、しかし上方に牙をむき出している白牙上出相。後部の一面は大笑している大笑相。そして頭頂には正面を向いて、如来相がつけられている。
左手に水瓶を持ち、右手は前に向けて開く施無異手の二臂(二本の腕)像が多いが密教の経典には四臂や八臂の像も説かれる。
単語表:
苦難 くなん suffering変化観音 へんげかんのん literally “Kannon Transformations.” A general term for the many manifestations and supernatural forms assumed by Kannon.
慈悲の菩薩相 じひのぼさつそう an expression of Bodhisattva's compassion
瞋怒相 しんぬそう an angry expression found on Buddhist images.
牙 きば a fang
白牙上出相 くげじょうしゅつそう a plain face with fang
大笑相 だいしょうそう a laughing face
如来相 にょらいそう an image of Amida
水瓶 すいびん a water jar施無異手 せむいしゅ a mudra of the absence of fear
密教 みっきょう esoteric Buddhism
経典 きょうてん a sutra
観音の顔のイメージがとても面白いです。絵のおかげでそのちょっと難しい話題が分かったと思います;)))。大笑相の菩薩が一番愉快な菩薩だと思います。大笑相の菩薩から悟りを開いていただきたいです;)))。
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